【レポート】出口治明氏の特別基調講演における開催報告

2020年2月5日(水)に電気ビル共創館(大会議室)にて、「どうすればいいんだろう?ダイバーシティ&インクルージョン」の第三回特別講演として、立命館アジア太平大学(APU)の出口学長をお迎えし、特別基調講演を開催しました。

出口学長は執筆されている著書も多く、幅広い層から支持をされており、その期待通りに参加者も100人を超えるなど関心の高さが窺えました。
今回のテーマは「ダイバーシティ経営による成功の鍵」と題して、組織論やインクルージョンの本質について語って下さり、また、 「タテ・ヨコ」「数字・ファクト・ロジック」 の視点から、ブレずに物事を多面的に捉えることの必要性など、学びや気づきの多い時間となったのではないでしょうか。
そして、最後の質疑応答では、会場から多くの質問が投げかけられながらも、一つ一つ丁寧に、そして私たちに問いや思考を与える有意義なディスカッションの時間となりました。
アンケートでも聴講の内容に大いに満足された回答も多く見受けられ、「どうすればいいんだろう?ダイバーシティ&インクルージョン」も盛会の内に全3回を終えることが出来ました。

■どうすればいいんだろう?ダイバーシティ&インクルージョンとは?

主催:NPO法人カラフルチェンジラボ、共催:株式会社マイソルが共催に加え、福岡市が後援となり、全3回に渡り、ゲストスピーカーを招いて、LGBTを始めとする多様性の在り方について考える場です。
市場の多様化、人材のグローバル化が進んでいる現状下で、ダイバーシティやインクルージョンというワードも最近よく耳にするようになりました。一方で、特に九州において、企業における必要性やそれらがもたらす効果などの情報が不足していることで取り組みが遅れているのも実情です。
そのような背景を踏まえ、まずは知る機会を創出することを目的に、第一回目を2019年10月17日(第一回のレポートはコチラ)に、そして第二回目を12月13日(第二回のレポートはコチラ)に企業セミナーを開催しています。
第3回となる本セミナーは立命館アジア太平洋大学の出口学長をお招きし、ダイバーシティ経営の側面からダイバーシティ&インクルージョンについて語って頂きます。

左から第1回、第2回、第3回

本セミナーをもって、「どうすればいいんだろう?ダイバーシティ&インクルージョン」の全3回のセミナーを終えることが出来ました。これまでのセミナーに参加して下さった方や、関心を持って下さった方、そしてご登壇して下さった方など、改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
元々はジョブフェアなどを構想している中で、福岡・九州においては、まずは「知る」という機会創出が必要なのではないか?ということで、ダイバーシティ&インクルージョンについて、様々な見識者をお招きし、段階的に多様な働き方や生き方についての情報や考えを九州の地で広めようということで活動してきました。
今回の取り組みで多様な働き方や生き方が浸透したとは決して言うことは出来ませんが、少なくとも変化を起こそうと思っている、もしくは既に何かしら取り組んでいる個人や企業の方々が集まって未来に向けて考えたこの時間はきっと必要な「何か」に繋がっていくことと信じています。

私たちも誰もが自分らしく生き、そして自分らしく働きくことができる社会に向けて、今回の事を糧に次の一歩を踏み出していきたいと思います。
また、次の取り組みなどが決まりましたら、改めて告知をさせて頂きますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは引き続き今後ともよろしくお願いいたします。